ジェンダード?ソーシャルイノベーション研究所
所長 |
標葉 靖子(大学 社会デザイン学科 教授) |
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研究プロジェクト名称 |
社会変革に向けた交差性分析?参加型アプローチの手法開発 |
研究期間 |
2025.4.1~2028.3.31 |
研究課題(テーマ) |
データ?AI社会におけるDEI(Diversity,Equity,Inclusion)実現のための社会変革に貢献しうる交差性分析および参加型アプローチの検討 |
研究概要 |
近年、男女のステレオタイプに陥ることなく性差を知的創造と技術革新に組み込んでいくことで、新たな開発や発見を実現するという「ジェンダード?イノベーション(GI:Gendered Innovations)」の概念が注目されている。そこで実践女子大学ジェンダード?ソーシャルイノベーション研究所では、データ?AI社会において多様性、公平性、包括性(DEI)を実現するための新たな手法として、ジェンダーをはじめ、さらに人種、年齢、階級、障害といった複合的な視点を統合する交差性分析を基盤に、周縁とされる人々を含む多様なステークホルダーと連携した参加型アプローチを取り入れた社会変革のあり方を検討する。AIやIoTなどの先端技術が社会に浸透し、現実空間のあらゆるモノゴトがデジタルデータ化され、それが価値の源泉となっていくデータ?AI社会においては、データやAI技術が社会構造や個人の権利に与える影響を多面的に評価し、公平で包摂的な社会の実現に寄与する実践的な枠組みを構築していかなければならない。そこで本研究所では、データ?AIの利活用におけるGIを視野に、デジタルメディア?ソーシャルデータサイエンスを中心とした交差性分析および参加型アプローチによる問題解決のあり方を検討する。 |